- 毎月音楽にお金を払いたくないし、なるべく無料で音楽を楽しみたい!
- 無料で音楽を聴けるサービスは違法なの? なんだか怪しい……。
- 安全・無料で音楽を楽しめるサービスを教えて!
安全かつ無料で音楽を楽しめるのは、限られた方法だけです。料金だけでなく安全性にも気を配れば心から音楽を楽しめます。
私は様々な手段で音楽代を節約しており、お金をかけなくても音楽に囲まれた生活を楽しんでいます。
この記事では、そんな私が探した音楽を無料で聴く6つの方法について、メリット・デメリットも含めて詳しく解説します。
記事を読めば、一切お金をかけなくても音楽の世界に浸りっぱなしの1日が過ごせますよ。
すべて無料で使えるので、気軽に試してみてください。
スマホを使って無料で音楽を聴く方法6選【メリット・デメリット】
以下の6つの方法であれば、お金をかけなくても音楽を楽しむことができます。
広告が入る点や目当ての曲を聴けるわけではない点など、機能的な制限もあるため確認しましょう。
音楽サブスクの無料プラン
- 配信されている曲数が多い
- 自分好みのプレイリストを作成可能
- 広告が入る
- 再生時間や方法に制限あり
音楽サブスクには月額・年額の料金を支払う有料プランと、料金が発生しない無料プランが選択できるサービスがあります。
無料プランは有料プランと比較すると、機能面の制限が多いです。
- 再生方法はシャッフル再生・ハイライト再生
- スキップ回数に上限
- 数曲に1度広告が挟まる
- 再生時間に制限がある
- ダウンロードができない など
制限の種類は音楽サブスクごとに様々で、制限無しで利用したい場合は有料プランに契約するしかありません。
しかし無料プランでも、有料プランと同じ1億曲以上の配信楽曲の再生や、プレイリストの作成が可能です。
短時間だったり、作業用のBGMとして使ったりするなら、十分活用できるでしょう。
音楽サブスクの無料トライアル
- 有料会員と同じサービスが無料で試せる
- 広告や機能制限がない
- 使える期間は限られている
音楽サブスクの無料トライアルは、有料プランと同じ機能が一定期間無料で利用できます。
無料プランにある広告が流れることもなく、機能制限もないため存分にアプリの使い勝手が試せます。
ただし無料トライアルはあくまでもお試しであり、利用できる期間には限りがあります。
他にも無料トライアルには、以下のような注意点があります。
- トライアル期間後は有料プランに自動で移行し、請求が発生
- クレジットカードやキャリア決済など支払い情報の登録が必要
- 無料トライアルは原則1人1回までしか利用できない
多くの場合、無料で試せるのは1ヶ月間程度であり、その後は有料プランに移行します。
ですが各音楽サブスクの無料トライアル期間を渡り歩けば、1年以上無料で使い続けることも可能です。
無料トライアルのある音楽サブスクや、加入方法は以下の記事で解説しています。
»音楽サブスク14アプリの無料トライアル情報まとめ【1年以上タダで使える】
YouTube
- アップロードされている公式音源が聴ける
- 検索した曲をピンポイントで再生できる
- 広告が入る
- 音質があまり良くない
- 違法アップロードの楽曲も多くある
YouTubeは音楽をピンポイントで再生には最適ですが、スマホで長時間流し聴きするには不向きです。
検索して目当ての楽曲をフル再生できるのは、音楽サブスクの無料プランにはないYouTubeの利点です。
動画サービスという点を活かした、音楽サブスクでは配信のないライブ映像や、ミュージックビデオも視聴できます。
一方で広告が頻繁かつ長時間再生されることが多いため、流し聴きするには使いづらいです。
アプリ版のYouTube Musicも無料版だとバックグラウンド再生に対応しておらず、スマホのバッテリーを大きく消耗します。
短時間・ピンポイントで目当ての曲がある時の一押しです。
SoundCloud
- 様々なユーザーのオリジナル音源が聴ける
- 音楽・音声を聴くことに特化している
- マイナー・ディープなジャンルの曲が多く聴ける
- 日本語版がない
- プロの公式楽曲はほとんどない
- 違法アップロードの楽曲が含まれていることがある
SoundCloudとは、自由に楽曲をアップロード・共有できる音楽プラットフォームで、音楽・音声版のYouTubeと言えます。
投稿しているのはアマチュアからプロまで様々で、ビリー・アイリッシュのようにSoundCloudから注目を浴びたアーティストもいます。
まだ世間に見つかっていない才能を探すのも、SoundCloudの魅力ですね。
音楽サブスクとの違いは、プロの公式楽曲がほとんど配信されていない点です。
SoundCloudで投稿されているのは、有名楽曲のリミックスやアマチュアの自作曲・カバー曲がほとんど。
また誰もがアップロードできることから、YouTubeのように違法アップロードの曲も散見されます。
ここでしか聴けないオリジナルの音楽が楽しめるのが、SoundCloudの魅力です。
ラジオ
- 好きな番組を選んで聴ける
- 番組やDJが厳選した良質な音楽だけを堪能できる
- 選んで再生できない
- 途中でCMが挿入される
スマホアプリの「radiko」をインストールすれば、スマホで手軽にラジオをかけられます。
過去1週間以内の番組を聴ける「タイムフリー」機能があり、リアルタイムでなくても番組を再生可能です。
ラジオNIKKEIのRaNi Music♪(ラニィミュージック)は、平日の日中ほとんど音楽を流しっぱなしで放送しています。
- ラジオNIKKEI第2 毎週月曜日 8:30~19:00、毎週火~金曜日 8:01~19:00
- ラジオNIKKEI第1 平日 19:30~19:50、21:00~21:30
新曲・旧曲・邦楽・洋楽がバランスよく流れる一方、トークは10分番組が日に2回程度のなので、テレワークのBGMにもおすすめです。
広告が気になる方には、CMのないNHK FMが聴ける「らじる★らじる」アプリの利用がおすすめです。
その他にラジオで聴ける音楽番組のおすすめは以下の通り。
- 「RaNi Music♪」(ラジオNIKKEI)
- 「ウィークエンド・サンシャイン」(NHK FM)
- 「世界の快適音楽セレクション」(NHK FM)
- 「サカナクション・山口一郎 〜Night Fishing Radio〜」(NHK FM)
- 「ベストオブクラシック」(NHK FM)
- 「みのらじ~MUSICA LAB~」(TOKYO FM)
- 「Find Your Music!」(interfm)
- 「Party Radio Japan」(interfm)
- 「Barakan Beat」(interfm)
作業用BGMサイト
- 広告が入らない
- 長時間流しっぱなしにできる
- 歌詞がなく作業などに集中しやすい
- 音楽というよりは自然音・環境音が中心
- 無料で使える範囲に制限あり
作業用BGMサイトは、雨や川の音などの自然音や、カフェなどの環境音を手軽に再生できるWebサイトです。
自然音や環境音など、歌詞がなく不規則なリズムで流れる音声は、単純作業の生産性を上げる効果があります。
再生をスタートさせれば音声を垂れ流しにできて操作する必要がないため、目の前の作業に集中しやすくなります。
一方で作業用BGMサイトでは、ポップスやロックのようなリズムやメロディのある楽曲はほとんどありません。
楽しむというよりは、なにか音を流しておきたい人向きです。
無料で使える作業用BGMサイトやアプリのおすすめ10選は、以下の記事で紹介しています。
»【無料・広告なし】作業用BGM・環境音サイト10選【音楽を垂れ流して集中】
違法な無料音楽サービスに注意!
既にいくつか無料で聴ける方法を挙げたように、音楽が無料で聴けること自体は必ずしも違法ではありません。
アーティストやレコード会社の許可を得て、正式に提供しているサービスなら問題ないです。
一方で無料で聴けるアプリやソフト、Webサイトの中に、違法なものがあるのも事実です。
そういったサービスを利用すると、音楽を作る人達だけでなく、使っているユーザーにも不利益があります。
- アーティストに収益が還元されない
- スマホ・PCにウイルス感染のリスク
- 個人情報・クレジットカード情報悪用の恐れ
- アカウントの永久利用停止
具体的にどのような行為が違法とされるのか、次に解説します。
違法アップロード・ダウンロードのアプリは著作権法違反
権利者に無断でアップロードされたコンテンツをダウンロードするのは、著作権法違反に当たります。
違法な音楽アプリでは、アーティストなどに無断で音楽がアップロードされており、ユーザーがアプリを通じて聴けるようになっています。
アップローダーはもちろん違法ですが、違法な音楽アプリを通じて音楽をダウンロードするのも著作権違反の行為です。
場合によっては刑罰の対象となるため、違法音楽アプリを利用するのは絶対に避けましょう。
どんなアプリやサイトが違法なのか、見分け方は「安全に音楽を聴けるサービスの見分け方」で解説します。
「違法じゃないからOK」ではない【利用規約を確認】
現在の著作権法では必ずしも違反と言えないものの、各サービスの規約で禁止されている行為もあります。
- コピー、再配布
- リッピング
- 録音
- 店舗や公共の場での放送 など
利用規約はあくまでユーザーとサービス提供者の契約であり、違反しても刑事罰を受ける可能性は低いです。
ですがサービス提供者は規約違反したユーザーのアカウントを停止したり、その後のアカウント作成も認めない措置を取れます。
YouTubeの動画を保存・再生できるタイプのアプリも、利用規約に違反している可能性が高いので気をつけましょう。
規約違反の行為がサービスに損害を与えるようなものであれば、民法などによって訴えられる可能性もあります。
「利用規約なんて知らないよ」と思っていても、サービス開始時に必ず同意のボタンを押したはずです。
ルールを守って、音楽サブスクを利用しましょう。
安全に音楽を聴けるサービスの見分け方
「これ、使って大丈夫なサービスかな?」と感じたら、次の4つのポイントで見分けてみましょう。
- 「エルマーク」がついているアプリ・サイトかどうか
- 「完全無料」を過剰に押し出していないか
- 運営会社や運営者を検索
- 投稿者が公式ユーザーなのか
エルマークが発行されているか
エルマークとは、アプリやサイトで配信されているコンテンツが権利者から正規に提供され、配信されていることを示すマークです。

マークの記載や「エルマーク:〇〇(番号)」などで示されています。
エルマークがあるサイトで聴ける音楽は、各レコード会社などときちんとした契約を結んでおり、安心して利用できます。
エルマークを探すときは、サブスクアプリのヘルプページや、ダウンロード購入サイトのページ下部を見てください。
ただし表示がないから違法というわけではなく、JASRACなど他の正規団体から認証を受けているケースもあります。
エルマークの発行先一覧は、エルマーク公式サイトでチェックできます。
「完全無料」という言葉に釣られない
「音楽・動画が全て無制限で聴き放題」「最新曲も話題曲も登録不要で聴き放題」といったアプリは、怪しんだほうが良いです。
サービスには必ず何かしらの対価が必要となります。何の制限もない「完全無料」には、なにか裏があると考えましょう。
例えばアクセスを集めて不当な広告収入を得ていたり、ウイルスに感染して個人情報が盗んで悪用するケース。
広告を消すための有料プランに誘導して、クレジットカード情報を盗み出すケースもあります。
もちろんSoundCloudや作業用BGMサイトなど、無料でも信頼できるサービスは存在します。
これらは最初から収益を得ることを目的としていないか、寄付や有料アプリのダウンロードで収益化しているからです。
極端に無料で利用できることを推してくるサービスは、「無料」でユーザーを釣ろうとしている可能性があります。
運営会社や運営者が不明・信頼できない
怪しいものかどうかを見極めるのに私がよく行うのが、サービス提供元の運営者をネットで検索することです。
アプリストアやサイトにサービス提供元が記載されていても、検索して次のような場合なら信頼性が低いでしょう。
- 住所や代表者など、会社情報を検索しても出てこない
- 公式ホームページが無い
- 検索してもアプリストアのページしかヒットしない
こういった情報がない場合、名前だけ変えて違法なサービスを何度も提供するのが簡単だからです。最初から騙す目的かもしれません。
そのため運営元がちゃんと信頼できるかどうかについても、サービスを利用する前に確認しましょう。
投稿者が公式ユーザー
YouTubeやSoundCloudのようにサービスとしては合法であっても、違法アップロードされている音楽もあります。
公式によるアップロードかどうかは、投稿者やチャンネル名を見ればある程度判断できます。
他にも以下のような特徴がある場合、違法アップロードの可能性が高いです。
- 「公式」などの文字がない
- チャンネル名が個人名
- 過去に無関係な動画がアップロードされている
- 音質が悪い
- 説明欄が空白で著作権に関する情報がない
無料に近い方法で音楽を楽しむ【キャンペーン&実質無料】
無料で音楽を聴く方法だと、広告が挟まったり好きな音楽だけを選んで聴かなかったりと制限が多いです。
なるべく安く、だけどデメリットも少なく音楽を聴きたい人におすすめな、3つの方法を紹介します。
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»【CD1枚100円】宅配レンタルで音楽サブスク代は節約可能【4社比較】

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music.jpの無料お試しの詳細や、実際に使ってみた際のレビューは以下の記事で解説しています。
»【音楽がお得】music.jpの30日無料お試しの使い方・解約方法を解説
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【まとめ】制限やデメリットを理解して信頼できるサービスを使おう
今回はスマホで音楽を無料で聴く方法について、6つ紹介しました。
また無料に近い方法で音楽を聴く方法には、以下のようなものがあります。
無料で音楽を聴くのはユーザーにとっては嬉しいことですが、提供する側にとっては難しいです。
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